SQUID
ボイラー水管・タンク加熱コイル検査システム
タンク加熱コイルを、稼働したまま検査
SQUIDは、ボイラー水管を内側から検査するために開発されました。同じシステムで、稼働中の貯蔵タンク内にある蒸気加熱コイルも、既設の2つのコイルフランジから検査できるようになりました。
24チャンネルのUTセンサーが、100mm/sの速度で5mmごとに管壁を計測します。検査員の手が届く数か所の計測ではなく、コイル全長にわたる連続した肉厚マップが得られます。
作業班1つ、トレーラー1台。タンク内への立ち入りはゼロ。
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コイル両端のフランジを開放
一方からSQUIDを挿入し、もう一方から水を循環させて排出します。タンクの内容物は抜き取りません。
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フラッシング後、水を介してUT計測
汚れたコイルは、まず開放回路でフラッシングします。UTは水を介して、清浄になった管壁を計測します。
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管壁全体をマッピング
ブラシで管の中心に保持されたヘッドが、Uベンドを含む60〜70mのコイルを約40分でマッピングします。
従来手法とSQUIDの比較
| 従来手法 | SQUID | |
|---|---|---|
| タンクの状態 | 運転停止 | 運転中 |
| 事前準備 | 抜き取り・清掃・ガスフリー化 | 両端フランジの開放のみ |
| タンク内作業 | 必要(閉所作業) | 不要 |
| データ | スポット計測 | 5mmピッチの連続UTマップ |
貴社のコイルは検査対象になりますか?
- 一続きのコイルで、両端のフランジにアクセスできる
- 炭素鋼またはステンレス製で、長さ約70mまで*
- 出口側の水温が45℃まで(それ以上は個別にご相談)
- スケールは問題なし。多量のスラッジは事前洗浄が必要
- タンク付近で給水できる
*実証試験で使用した35mケーブルによる値です。ケーブルを延長すれば、より長いコイルにも対応できます。
SQUID
産業用ボイラー検査システム
これは、ボイラ設備の点検作業を、「より早く、より安全に、より正確に」、行うために開発されたロボットです。一般的なボイラ設備は、複数の水管が接続された1つのヘッダーを持っています。これらの水管は、高温かつ有害ガスが発生する環境下で稼働しているため、定期的な検査を行う必要がありますが、最も多い水管の故障原因は腐食によるものであり、水管の肉厚を全体的に計測することが非常に重要です。
詳しい情報
| UTセンター | 検査速度 | 最速100mm/s |
|---|---|---|
| 検査間隔 | 5mmから | |
| チャンネル数 | 24 | |
| 周方向の分解能 | 15° | |
| 最大検査距離 | 40m | |
| ヘッダー | ヘッダー内経 | 179.9mm ~ 185mm |
| ロボットの投入口となるパイプの内経 | 最小102.3mm(*1) | |
| ロボットの投入口となるパイプの長さ | 最大400mm | |
| ロボットの投入口と検査対象となる水管距離 | 125mm ~ 2320mm | |
| 水管 | 内経 | 50mm~ 68.2mm(*2, *3) |
| 許容ベンド | 1D R45から | |
| 長さ | 最大 45m | |
| 動作環境 | 電源 | AC 100V/240V |
| その他 | ヘッダーと水管は純粋で満たされる必要があります。 | |
- *1: 実績値。更に小口径の投入口でも対応できる場合がありますのでお気軽にご相談ください。
- *2: 実績値。更に小口径の水管でも対応できる場合がありますのでお気軽にご相談ください。
- *3: 小口径に対応したバージョンの開発を検討中。
主な3つのモジュール
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センサーモジュール
各パイプに挿入され、マルチチャネルUTセンサーを使用して内部からパイプ全体の表面をスキャンします
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リールモジュール
センサーユニットの展開おおび回収を自律的に制御します
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ポンプユニット
センサーの動きをすべての配管内で補助するための流れを生成するために使用されます
ボイラー水管点検ロボットを使用することにより、水管を内側から連続的にスキャンすることができます。検査結果は肉厚を色で表現した2Dマップで表示されるため、水管の肉厚を視認することが可能です。それにより、規定の厚さ基準に達していない箇所が明確に判別できるため、補修作業がより効果的かつ素早く行えるようになります。
検証結果
ボイラー水管点検ロボットは、検査対象の水管を切断したり、検査対象の水管の外側からアクセスする必要が無いので、使用する足場を削減(場合によっては足場不要)でき、点検に要する準備期間の大幅な短縮が可能になり、コスト及び設備稼働停止期間の削減にもつながります。
HiBoxと互換しており、データの管理や処理を容易に行えます。HiBoxを用いることで、データ処理やレポート作成などを現場で行うことができ、ボイラ設備管理者へ貴重な情報を提供できます。さらに、過去の検査データと比較することで、将来的にメンテナンスが必要な箇所を予測できるようになります。スマート社会は、インフラ施設の保守点検作業にも適用できると期待されています。ボイラー水管点検ロボットによりボイラー施設の健全性と安定的な稼働を支えることで、ハイボットはスマート社会の実現に貢献します。
導入事例
プラントを止めずに、貯蔵タンク7基を検査
大手石油会社が、潤滑油添加剤プラントの蒸気加熱コイルでSQUIDの実証試験を実施。コイル330mをマッピングし、タンク内への立ち入りも内容物の抜き取りもありませんでした。
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